デザイナーとして働いていると必ず直面する「納品後の修正依頼」。特に駆け出しのWeb制作者なら、クライアントからの「ちょっとした修正」に振り回された経験があるのではないでしょうか?
今日は私の経験から、Web制作現場でよく起こる修正依頼の対応策をシェアします。これを読めば、クライアントとの関係を良好に保ちながら、自分の時間も守れるようになりますよ!
## 「もう少し明るい色にしてください」問題
デザインを納品したら「もう少し明るい色に」という抽象的なフィードバック。この「もう少し」が曲者です。
対策:
1. カラーパレットを用意して選んでもらう
2. 色のコード(HEX値など)で具体的に提案する
3. 「明るさ」の定義をクライアントと擦り合わせる
「このような明るさをイメージされていますか?」と具体例を示すことで、無駄な修正ループを防げます。
## 「スマホで見たら崩れてる」トラブル
PCでは問題なかったのに、クライアントがスマホで確認したら「レイアウトが崩れている」と連絡が...
対策:
1. 納品前に必ず複数デバイスでテストする
2. レスポンシブデザインの仕様を事前に説明しておく
3. 主要なスマホ・タブレットでの表示確認画面を一緒に共有する
「モバイル版では一部要素の配置が変わります」と事前説明があれば、クライアントも「不具合」と認識せず、納得してもらえることが多いです。
## 「やっぱりロゴの位置を変えたい」リクエスト
すべて完成した後に「ロゴの位置を右上から中央に変えたい」などの根本的な変更を求められることも。
対策:
1. 契約書に「大幅な変更は追加料金」と明記する
2. ワイヤーフレームや構成段階で承認をもらっておく
3. 修正回数の上限を設定しておく
「初期のデザイン案で承認いただいた配置からの変更になりますが、追加で○日お時間をいただけますか?」と丁寧に説明すれば、理解してもらえることが多いです。
## 「イメージと違う」を防ぐテクニック
完成品を見て「イメージと違う」と言われるのは、Webデザイナーにとって最大の試練。
予防策:
1. 制作前にクライアントが好きなサイトを3つ以上挙げてもらう
2. 色やフォントの好みをヒアリングシートで確認する
3. 中間段階でのフィードバックを必ず挟む
「このようなテイストでしょうか?」と途中経過を小まめに共有することで、最終的な「イメージ違い」を防げます。
## まとめ:コミュニケーションが最大の武器
修正依頼の多くは、事前のコミュニケーション不足から生まれます。要件定義をしっかり行い、制作過程での確認を丁寧に行うことで、納品後の修正は劇的に減らせます。
プロのWebデザイナーは「デザインスキル」と同じくらい「クライアントとのコミュニケーションスキル」が重要なのです。
最初は大変かもしれませんが、これらの対策を実践すれば、あなたの制作ライフはずっと楽になるはず。クライアントからの信頼も高まり、リピート案件にもつながりますよ!
みなさんも「修正地獄」から抜け出して、クリエイティブな時間を増やしていきましょう!